血管センター
Blood vessel center心臓血管外科・透析科・形成外科・循環器内科・麻酔科・泌尿器科・外科・消化器科・内科が
1つのチームとなり、全道からのシャント手術依頼に対応しています。
シャントトラブルとは
透析医療を取り巻く情勢は、ここ数年で大きく変わろうとしています。
生活習慣病の増加に比例し、国内の透析患者様は年々増えています。
一方、地方における医師不足の波は、シャントトラブルへの対応にも影響を及ぼし、地方の透析施設にとっては深刻な問題です。
シャント(血管)とは、透析を実施するうえで重要なもので、これが閉塞してしまうと透析ができなくなり、生命にかかわります。
地方の透析施設は、今まで透析ができなくなると、難易度の高い手術は都市部の大きな医療施設に依頼するのが常でした。
そこで、当院では全道の透析施設の後方支援できないかと考え2008年5月、「シャント血管センター」を開設しました。
取り上げられました(PDF)
このセンターの大きな特徴
- シャント再建の難治症例でも対応
- 他科との連携により複雑な全身状態に対応可能
開設以来緊急SOSコールは続き、年間250~300件のシャント手術を行っています。
当センターの役割としまして、ただ単にシャント作成・修復するだけでなく、他科と1つのチームとなり複雑な全身状態に対応します。
また、シャント治療後はできるだけ短期間で紹介元の透析施設に退院できるよう努力します。